白宮のぞみの女神転生日誌 最終話「決戦・大魔王ルシファー」

あ

さあ、戦闘開始です！あ

まずは様子見でナカジマとユミコ、オーディンは通常攻撃。

ガネーシャはハイパー、ウォンロンはテトラジャをしてください！

あ

早速はくりゅうのたまが使われましたよ！あ

ロキの魔法を封じるアイテムが以前、このタイミングで使われたので

これで何かが起こってくれるといいんですが…！

あ

ラスボスでしょうし、どちらにせよ長期戦は免れないわね。あ

味方側の攻撃はナカジマが９４点、ユミコが６０点。

ハイパーとテトラジャも成功…だけど、敵のブリザトンが来たわ！

あ

味方４人に５０点ほどのダメージ…ですが、この程度なら軽いものです。あ

ナカジマ、ユミコ、オーディンは引き続き攻撃！

ガネーシャもハイパーを続けますが、ウォンロンは攻撃に回します！

あ

２回目の攻撃が始まりましたよ！ 今度はユミコが８５点、あ

ナカジマが１１８点、オーディンが８７点…ブリザトンを撃たれたので

ハイパーは使えませんでしたが、ハイパーの効果自体はちゃんと出てます！

あ

３ターン目もナカジマ、ユミコ、ウォンロン、オーディンは攻撃続行。あ

ガネーシャもハイパーを続けてください。

ルシファーの行動は…今度は呪い攻撃ですか！

あ

ダメージは…ナカジマ達全員に１００点前後！あ

流石ラスボス、過去最大級のダメージよ！

あ

でも、想定よりだいぶ軽いです！ 確かにサキュバスのカンデオンとあ

同程度のダメージですけど…サキュバスと違って

ルシファーは１匹だけなんです！ だから、これが続くなら勝てます！

あ

ナカジマ、ユミコ、ウォンロン、オーディンは引き続き攻撃！あ

ガネーシャは最後のハイパーを！ HPは全員５００以上残っているので

まだ回復は無しで問題ありません！

あ

５ターン目、６ターンは全員攻撃…したかったところだけどあ

ブリザトンがうっとおしいわね。これ、攻撃前のキャラに当たると

FREEZE状態になって行動がキャンセルされるのよ。

あ

それでも、ダメージは着実に与えてます！あ

ユミコとオーディンのMPもまだまだ７０以上残ってますし

あと３０ターン以上はこのまま戦い続けられますよ！

あ

まだ倒れませんか。既に３０００位のダメージは与えたはずなんですが。あ

…それと、オーディンのメディカルがなかなか間に合いませんね。

ユミコは大体ルシファーより先に動くので、今はなんとか戦えますが…。

あ

残りHPのギリギリから回復すればMPを有効に使えるけど、それを狙ってあ

HPを減らしすぎると死ぬ。逆に安全圏から回復すると、今度はMPが持たなくなる…。…となると、メディカルのタイミングが重要になってくるわね。

あ

HP３００台の味方はオーディンが優先して回復、あ

HP２００台の味方はユミコが優先して回復。現状はこれが定石ですね。

ユミコのMPも５０を切ってます。そろそろ変化が欲しい所、ですが…！？

あ

メディカル！？あ

まさか本当に使ってくるなんて！

あ

いいえ、無効化されてます！あ

おそらくは、はくりゅうのたまのおかげで！

あ

…………。あ

本当に、本当に長い戦いでした。

あ

最初は、ダイダロスの塔で魔王ミノタウロスに追い詰められました。あ

その次は、ヴァルハラの回廊とビエンの街を無茶して駆けぬけて、それから

魔王メデューサや、魔王ロキと戦い、それぞれ苦戦しながら倒しました。

あ

マズルカの回廊はヘカーテよりサキュバスの方が強かったですし、あ

炎のダンジョンでは魔王セトと戦った以外にも、白龍の玉を見つけました。

……"それ"はすべて。みんなと、RPGと紡いできた、大切な思い出です。

あ

のぞみちゃん！あ　　 のぞみちゃん！

あ

あ

だから、これで終わらせましょう！あ

大魔王ルシファー！ …私たちの、勝ちです！

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あ

あっ。今、ぴったり１７時になりましたよ。あ

あ

下校時刻の前にクリアしてしまったからあ

今日はもう、この部屋でやること、なくなっちゃいましたね。

あ

この後、どうしましょうか？あ

今日はここで一旦解散して、残り１時間は自由行動にしますか？

あ

自由行動って言われても、特に何も思いつかないのよね。あ

折角３人いるんだから、今からでも何かできると思うのだけど…

うーん……よし。なら、こうしましょうか！

あ

蘭ちゃん、のぞみちゃん！あ

今から３人で私の駄菓子屋さんに寄ってかない？

ちょうど明日は土曜日だから、少し帰りが遅くなっても大丈夫でしょ！

あ

あっ、それいいですね！あ

私、久しぶりにお菓子をお腹いっぱい食べてみたいです！

あ

……まあ、１ヵ月に１回くらいなら、構わないでしょう。あ

お菓子は…私も興味ありますし。のぞみちゃんもいいって言ってますしね。

あ

オッケー！ 決まったわね！あ

じゃあ今日はそういうことで、今から早速駄菓子屋に向かいま――

あ

し、失礼します！ 私、１年Ａ組の藤原美崎って言います！あ

あ

え！？ だ、誰ですか！？ 鍵は…ああっ！あ

そういえばここ非公式部室！ そもそも掛ける鍵を持っていませんでした！

…え、で、でも…藤原、さん？ わざわざ何をしにここに来たんですか…？

あ

…その、RPG部がここにあるって聞いて、私、ちょっとだけ気になって！あ

いてもたってもいられなくて、ここまで来て……っ、あの、その……！

あ

……あの、すみません。いきなり部屋に入って突然こんなこと言うの、あ

自分でも良くないってわかってるんですけど……

それでも、言わせてください！

あ

…よっ、よければ、私もRPG部に入部させて頂けませんか！あ

あ

……駄菓子屋の予定はキャンセルね。あ

のぞみちゃん、蘭ちゃん、それでいいかしら？

あ

了解です。その予定は来週に回すとしましょう。あ

のぞみちゃん。あの人をどうするかの判断、あなたに任せましたよ。

あ

……ふふっ。私にそれを聞くんですか？ …だって、そんなの、あ

もちろんOKに決まってるじゃないですか！ …はいっ、今日からあなたもRPG部の部員です！ これからよろしくお願いしますね！ 藤原さんっ！

あ

…………ずるいですよ。あ

そんな笑顔で言われてしまったら。私、謝った気がしないじゃないですか。

でも……うん。……皆さん！ 本当に…本当に、ありがとうございます！

おわり！

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